婚活で「男性を好きになれない」原因と対処法
30代女性の婚活を応援する池袋の結婚相談所ToBeブライダルの伊東です。
婚活に真剣に取り組んでいる女性の中で、「条件は合うのに、どうしても相手を好きになれない」と感じる方が少なくありません。
自分の理想とするパートナー像が明確になればなるほど、その気持ちは複雑になることもあります。
しかし、結婚相談所での婚活は一生を共にする相手を見つける大切な活動です。
本記事では、男性を好きになれない原因とその対処法について考えてみます。
今まで以上に自分の心と向き合い、より前向きな婚活にするためのヒントにしてみてください!
婚活で「男性を好きになれない」原因とは?
昔の彼や過去の経験と比べてしまう
過去に素晴らしい恋愛経験をしていたり、憧れていた好きな人の理想像の思いがあると、つい婚活相手とその思いを比べてしまいがちです。
「あのときの彼はこうしてくれたのに」「あの人だったらこうはならないはず」といった基準で相手を評価してしまうと、新しい人に心を開くことが難しくなります。
過去の思い出は大切ですが、それが今の婚活に影響を及ぼしていると感じたら、過去の恋愛や自分の一方的な思いを一旦「リセット」する心構えが必要です。
結婚相手に求める条件が厳しすぎる
自分にとって譲れない条件が多いと、どうしても好きになる範囲が狭まってしまいます。
条件が多いと、その分だけ理想と現実のギャップが大きくなり、相手に満足できない原因にもなります。
条件が厳しすぎることで、相手を好きになる可能性を自ら閉ざしているケースも少なくありません。
また、具体的な条件だけでなく、容姿いわゆるプロフィール写真のフィルターの厳しすぎる人も苦労をしがちです。
お見合いの場には写真通りの人が出てくるわけではありませんので、写真だけでなくPR文などの文字から受ける共感力を高め、興味の幅を広げる意識を持つこともとても有効です。
3回会っても好きになれない理由
ネット記事やYouTubeなどの間違った情報で、婚活では「3回会っても好きになれないなら縁がない」と言われることもありますが、実はそんなことはありませんので安心してほしいと思っています。
逆に、何人にも会ってきて、好きになれる人がいないと自分を悲観している女性が多いことがこのコラムを書くきっかけでもあり、婚活では数回会っただけで好きになれるような体験をしている人の方がごく少数派であることを知ってほしいと思います。
成婚退会のカップルは、出会ってすぐに好きになって羨ましい、というような結婚相談所での婚活をご自身が綺麗に思い描き過ぎていることも一つの要因でもあると思います。
自分の生涯を共にする大切な結婚相手探しでは、好きになる以上にその前に大切な確認作業が必要でしょうし、確認作業の前には二人の関係性を築いていく作業が必要となります。
出会ったばかりの人を、人は簡単には好きにはなれません。「3回会って好きになれなければダメ」などと思い込まず、まずはもう少し相手と向き合ってみることが婚活では大切な過程となります。
結婚相手としての理想と現実のギャップ
結婚生活に対する理想が強いと、どうしても現実とのギャップが生まれます。
たとえば、「常に楽しく過ごしたい」といった理想を抱くと、少しでも違う面を見るとマイナス評価にしてしまう傾向が出ます。
婚活でのお相手の判断基準を、「減点法はダメ」で「加点法が望ましい」と言われる所以でもあると思います。
理想はあれど、一つのポイントの可否でその人の判断に大きく舵を切ってしまうことは婚活では悪手となり、常にトータル的に現実の相手の姿に目を向ける意識を持つことが必要となります。
逆に、お相手に自分が減点法で採点されていると考えてみて、ちょっとした至らぬ点で相手からマイナス評価をされるような男性とは、結婚生活も難しいと思ってしまうことでしょう。
ご自身がそういった思考になり過ぎないように注意しておく心構えを改めて持つことが大切となります。
好きになれない原因を理解する
価値観の違いを受け入れる
婚活を進める中で、相手の価値観が自分と異なることに気づく瞬間が必ずと言っていいほどあります。
価値観の違いは、性格や育ってきた環境の違いから生まれるもので、例えば金銭感覚、趣味、家族観、仕事に対する考え方、将来のビジョンなど、さまざまな場面で感じるものです。
しかし、価値観の違いがあるからこそ、お互いの考え方を尊重し、支え合いながら新たな視点や成長が生まれることも少なくありません。
価値観が異なるからといって、その違いを否定するのではなく、「そのような考え方もあるんだな」と柔軟に受け入れる姿勢が大切です。
また、自分の価値観も相手に押し付けず、まずはお互いの考え方や選択肢を知ることに集中することが重要です。
このような対話の積み重ねが、関係の深まりと信頼関係の土台となり、結婚後もお互いに成長し合えるパートナーシップへと繋がります。
さらに、価値観の違いを受け入れることで、自分の考え方や理想に変化が生まれ、新しい視点で物事を見つめ直す機会も得られるでしょう。
価値観の違いをただ受け流すのではなく、ポジティブに捉え、相手との関係をさらに良いものにしていくためのひとつのステップとして意識することが大切です。
ドキドキやキュンキュンをすぐに求めすぎ
結婚相談所での出会いでは、こちらが一方的に飛躍し過ぎ、男性に「ドキドキ」や「キュンキュン」を強く求め過ぎていても、相手の本当の良さを見逃してしまいます。
短期間で結婚相手を見つけることを目的としているものの、仮交際で3回デートして相手を好きになれることなんてそうありませんし、婚活は情熱的な恋愛感情を求めるものではないことを理解しましょう。
結婚を見据えた出会いの場では、恋愛感情以上に互いの人となり、好みや嗜好、これまで育ってきた背景、仕事への向き合い方、コミュニケーション力、将来の結婚観などなど、さまざまな情報交換を経て互いの共感の積み重ねがその後の恋愛感情に繋がります。
自分の「恋愛感情待ち」を急いだり焦ったりするのではなく、互いを理解していくことに少し時間を要すことで、まずは穏やかで安心感のある関係性を築く意識を持つことも大切です。
また、仮交際の次のステップの真剣交際に入るときにも、「ドキドキ」や「キュンキュン」のような感情はまだないことの方が多いという実情です。
ですので、婚活の進め方を自分なりに間違って思い描いてしまっていることも、異性を好きになれないと嘆く要因の一つであるとも言えるでしょう。
出会ったばかりの人を簡単に好きになれないのは「普通」です。ただ、真剣交際を経て結婚を決断する頃には、「ドキドキ」や「キュンキュン」というような心境に至っていますので、今少し楽しみにお待ちください。
相手と会うのが面倒に感じる理由
婚活中に「相手と会うのが面倒だ」と感じるのにはいくつかの原因があります。
この感情が芽生える背景には、日々の忙しさ、婚活そのものの疲れ、相手に対する期待のずれなどが考えられます。
特に30代女性の場合、仕事やプライベートでの忙しさもあり、婚活の時間を確保すること自体が負担になってしまうことがあります。
さらに、過去の恋愛経験によるネガティブなイメージや、「絶対に失敗したくない」というプレッシャーがかかっていると、自然と婚活が義務のように感じられ、「面倒だな」と思ってしまうこともあることでしょう。
また、○人・○十人の男性と会っても「結果に繋がっていない!」という焦りも、会うことへのモチベーションを下げる一因です。
この場合、カウンセラーと相談して気持ちを整理したり、常に婚活のことばかり考えるのを一旦やめ、好きな趣味や休息の時間を楽しんだりなど、時には息抜きをすることもとても効果的です。
「会わなければ」という義務感から解放され、婚活をポジティブに楽しむ余裕を持つことが大切です。
コミュニケーション不足がもたらす影響
婚活においてコミュニケーション不足が続くと、互いに誤解が生じやすく、関係が進展しづらくなります。
特に、相手が何を望んでいるのかが分からないままでは、お互いの魅力や考え方を理解することが難しくなります。
言葉のやり取りが少ないと「自分には興味がないのではないか?」といった誤解が生まれやすく、それが不信感や距離感を生み、気持ちが冷めてしまうこともあります。
さらに、仮交際初期の段階では相手もまた不安や期待を抱えています。
そのため、定期的に連絡を取り合うことはもちろん、積極的にコミュニケーションを取ることで、安心感と信頼感が少しずつ築かれ、関係が自然に深まっていきます。
「どう思っているのか分からない」といった不安を減らすためにも、感情や思いが伝わりづらいLINEなどでのメッセージのやり取り以上に、対面でお会いしているときの一つ一つの会話の時間を大切にし、なるべくオープンにコミュニケーションを取ることが成功への鍵となります。
男性への恋愛感情を育む方法
時間をかけることの大切さ
恋愛感情は一瞬で生まれるものではなく、特に婚活の場面では、会う回数や時間の経過とともにゆっくりと育つものです。
最初の印象やデートだけで「好き」「好きじゃない」を判断せず、3回以上会ってみる、あるいは一定期間やり取りを続けることで、相手の意外な面や魅力が見えてくることも多いです。
また、自分の自己開示が上手くできていないことにより、お相手からの情報を引き出せていないことも多いので、相手に望むことだけでなく自分からの発信の仕方を見直してみることも効果的です。
自分の感情が動かないことに焦らずに少しゆっくりと関係を育むことが、相手の新たな一面を理解するチャンスにもなります。
自分自身を理解することの重要性
婚活において「どうして好きになれないのだろう?」と感じる背景には、自分の価値観や理想がはっきりしないことが理由としてあるかもしれません。
たとえば、どんな瞬間にときめきを感じるのか、どんな対応や態度に安心感を覚えるのかなど、自分の感情の動きやパターンを振り返ることが大切です。
相手がこうしてくれない…、ばかりではなく自己理解を深めることで、時に自分の軌道修正ポイントなども見つかり、心のブロックを解消しやすくなり相手を素直に受け入れる準備が整い易くなるでしょう。
不安を解消するための考え方
結婚への不安や、相手を好きになれないという不安は、少なからず自己防衛の気持ちから生まれます。
失敗を避けたい、過去の経験を繰り返したくないといった思いが心に不安を生むことがあります。
こうした不安を解消するためには、婚活の場面で感じる自分の不安や心配に対して、「どのように対処するか」という視点を持つことが効果的です。
信頼できるカウンセラーや友人に相談し、気持ちを整理することもひとつの手段ですが、自分の殻を破ってこれまで行っていなかった行動などを取り入れてみる、などのアクションも大きな前進に繋がります。
結婚に向けたポジティブな心構え
婚活を続けると、どうしても理想との違いや上手くいかないことも出てきますが、その際にポジティブな心構えを持ち続けることが重要です。
「理想の相手に会えなかった」「好きになれなかった」という経験も、新たな成長の機会と捉えることが大切です。
婚活は誰もが前向きに取り組みたいと願っていますが、そうそう楽しいことばかりではないことが現実で、思い通りにいかないことの方が多いことでしょう。
ただ、この失敗やうまくいかなかった経験が必ずしもマイナスとは限らないと考え、「新たな学び」として前向きに捉え直すことが出来るようになると、他の女性よりも一歩先を行く婚活ができるようになります。
理想と現実のバランスをとる
理想と現実のバランスをとることは婚活において最も重要なポイントです。
「理想の結婚生活」を追い求めることは大切ですが、相手にも「一人の人間」としての個性や弱点があることを理解する必要があります。
理想だけでなく、相手が持つ現実の姿を受け入れることで、お互いの信頼関係を深め、より親密な関係を築くことができます。
こちらも相手に対してパーフェクトであるわけではないように、このバランス感覚を広い視野で考えられるようになることで、婚活はもちろん先々の結婚生活においても長期的な幸せの基盤となります。
理想の幸せを実現するために
理想の結婚生活を描くことは、婚活の目標設定として重要です。
ただし、その理想を実現するためには、こちら側にも柔軟な思考や適応力は欠かせません。
お相手とどんな未来を築きたいかを明確にし、理想の実現のために互いにどのような努力や擦り合わせが必要なのかを考えてみましょう。
自分の幸せだけでなくお互いの幸せを尊重し、譲れる部分と譲れない部分を見極めることで、理想に近い未来を現実にすることが可能になります。
まとめ
婚活で「好きになれない」と感じる原因は、過去の経験や理想と現実のギャップ、あるいは恋愛に対する過度な期待など、さまざまな要素が影響しています。
しかし、これらの要因に冷静に向き合うことで、心の中で少しずつ変化が生まれるものです。
好きという感情は、焦らずに時間をかけて育むもの。交際初期からドキドキするのがすべてではありません。
特に、結婚を前提とした出会いでは、まずはお互いの「人柄」を理解するところから始めてみることが大切です。
相手のペースに合わせ、自分も心の余裕を持つことで、気づかないうちに自然と愛情が芽生えてくることも多いものです。
また、結婚は互いの助け合いがあってこその共同生活です。
お互いに何かを譲り合いながら支え合える関係を築くことが、結果として「愛情」という感情を育む基盤になります。
どうしても好きになれない原因があるなら、それは相手の問題ではなく、自分の心や過去の経験から来ているかもしれません。
そうした心の整理を行い、少しずつポジティブな気持ちを育てることで、あなたにとって「理想的なパートナー」と出会えるチャンスは増えていくでしょう。
「好きになれない」という悩みは、時にはあなた自身の気持ちが新しいステップに進むためのサインとも言えます。
その悩みを軽減させながら、よりポジティブな婚活に変えていくことで、素敵な出会いを迎える準備が整うはずです。
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